入国拒否

『台湾論』はなぜ焼かれたか

小林よしのり、金美齢 / 幻冬舎 / 2001/07/10

★★

 2001年に、小林よしのりは、著書の『台湾論』(未読)が台湾で翻訳出版された後の紛糾のせいで、一時的に入国禁止となった。その際に、金美齢は台湾に乗り込んで小林よしのりを擁護した。この2人が一連の経緯を振り返っていろいろ話している対談。5ページに1回ぐらい、互いに相手をヨイショしているという、ずいぶんとガードの甘い本だった。まあこういうところが、この2人の魅力ではあるのだろう。

 なお、蔡焜燦の『台湾人と日本精神』が版元の都合で販売中止となったという(45ページ)。版元がこの政治的主張の強い本に耐えられなかったということのようだ。似たような主張をしている本の中で、台湾人の手によって書かれたという点だけでも価値のある本だったと思うので残念なことではある。

2001/7/26

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