敢闘言

さらば偽善者たち

日垣隆 / 文藝春秋 / 2002/04/10

★★★

時事的文章

 『エコノミスト』に1993年から1999年にかけて掲載された巻頭コラムを集めたもの。文庫化に際して、2000年から2002年にかけての産経新聞の「斜断機」のコラムが追加されている。

 すべてのコラムにコメントが後日談として付されているものの、やはりこれは掲載時にリアルタイムで読むべき文章だった。時事的なトピックに対してちょっと皮肉な見方をするコメンタリーは、その時点でのメインストリームの見解がどのようなものだったのかがわからなくなると焦点がぼけて見える。歴史的な資料ともなりにくそうだ。

 なお、家族についての記述がどうも気になる。

2002/5/19

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