プリオン病の謎に迫る

山内一也 / NHK出版 / 2002/04/25

★★★

買わなくてもいいかも

 著者はウイルス学の大御所。『死の病原体プリオン』の項を書いてからしばらくして、日本でもBSEにかかった牛が発見されて大騒ぎとなった。ウイルス説はほぼ棄却されたようだ。

 著者は類書を多く書いているようで、それらの中で本書がどのような位置付けにあるのかはわからない。プリオン病関連の広いトピックをコンパクトにまとめているが、一般書としてはちょっと読みづらいかもしれない業界本である。

 この件については、書籍よりもWeb上のリソースの方がたぶん有用だろう。参考として、Yahoo!のリンク集。また、日本獣医学会のサイトの中にある、本書の著者による「連続講座 人獣共通感染症」は、BSEだけでなく感染症一般を扱っていて面白く、本書の内容と共通する部分も多い。

2002/5/25

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