沸点の街

Sacrifice

ミッチェル・スミス / 新潮社 / 98/09/01

★★★

平凡なハードボイルド小説

 ミズーリに住む拳銃強盗の主人公が、最後と決めた仕事を成功させてすぐに、娘が連続殺人の犠牲者となったことを知り、事件を解決するためにフロリダに向かう。タフな主人公、心優しき地元の娼婦、フロリダの風土などを適当に散りばめた平凡なハードボイルド小説。まあ別に悪いわけではないが、『エリー・クラインの収穫』のような感動はまったくない。前作の『エヴァン・スコットの戦争』もすでにどうしようもないものになっていたから、ミッチェル・スミスはもう再起不可能なのかもしれない。

 巻末の作品リストより。

Daydreams 1987 『エリー・クラインの収穫』

Stone City 1989 『ストーン・シティ』

Due North 1993 未訳

Karma 1994 『エヴァン・スコットの戦争』

Sacrifice 1996 『沸点の街』

1998/9/3

TRCの該当ページへ

amazon.comの該当ページへ

検索ページへ 目次へ 前へ 次へ