100枚のジャズ・ヴォーカル

大橋巨泉、岩浪洋三 / 愛育社 / 98/11/15

★★★★

非常に参考になる良書

 著者の二人がジャズ・ヴォーカルのLPのライナー・ノーツとして書いた文章を100篇集めたもの。時期としては大橋巨泉がTV業界に入る前のようだが、岩浪洋三が担当した部分はもうちょっと後の時期までカバーしているようだ。

 レコードはアーティストのアルファベット順に並べられており、巻末には曲名の索引がある。しかし、各レコードのリリース年がないのが非常に困る。まあしかし、いずれにしてもこれは資料的価値の高い本だし、スタンダードなジャズ・ヴォーカルの手引きにもなる内容である。

 しかし、こういうものは本来すべて電子化して、レコード会社のWebに置いといてもらいたいとも思う。そもそもライナー・ノーツだけを読んで楽しむような人はいないはずだから、レコード会社の利益は損なわれないはずだ。まあ輸入盤を購入する人が増えるという心配はあるかもしれないが。

1998/11/9

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