クリニック

The Clinic

ジョナサン・ケラーマン / 新潮社 / 98/12/01

★★★

どうでもいい感じ

 アレックス・デラウェア・シリーズ10作目。

 このシリーズは、主人公をどれだけ嫌な奴に仕立て上げることが可能かという問題にチャレンジしているのではないかと思わせるほど嫌な主人公で有名だが、この作品はそういう面があんまり前面に出てこないので、結果としてごく普通の話になっているという感じがした。

 フェミニストの美人心理学者の殺害事件を調査する過程で、その業界の醜さについて、例によってケラーマンらしい嫌らしい描写が行われるわけだが、ここ最近のこの分野の進展のせいで、描かれる事態そのものにはもはや目新しさはまったくないといっていいだろう。

1999/1/27

TRCの該当ページへ

TRCの該当ページへ

amazon.comの該当ページへ

検索ページへ 目次へ 前へ 次へ