日本国の研究

猪瀬直樹 / 文藝春秋 / 99/03/10

★★★★★

これは見事というしかないか

 『文藝春秋』に1996年から97年にかけて連載された記事が1997年に単行本化され、それが文庫化されたもの。もっぱら財政投融資のお金がどのように動いているかを調査して報道している。

 猪瀬直樹の書くものは好きでなかったのだが、この本には感動した。実際の調査はぜんぶデータマンがやったんだろうけれども、自分の名前を使ってこれだけのものをまとめて発表するという行動はそれだけで賞讃に値すると思った。素直に頑張って欲しいと思う。

 しかし、この人が書くものは文章がいつも読みにくい。ずいぶんと損をしているのではないかと思う。ゴーストライターを雇うといいのではないか。

1999/3/26

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