リモート・コントロール

Remote Control

アンディ・マクナブ / 角川書店 / 99/05/25

★★★

元SAS隊員によるフィクション

 著者は元SAS隊員。湾岸戦争における活動を描いた『ブラヴォー・ツー・ゼロ』と、『SAS戦闘員』という2冊のノンフィクションの著書があるが、これはフィクションの1冊目である。私は『ブラヴォー・ツー・ゼロ』の方だけ読んでいるが、これはかなり凄い内容で、テクノロジー中心の戦争として語られがちな湾岸戦争でも、やはりこういうことやってた人たちがいたんだなという驚きを感じた。簡単にいうと、第二次世界大戦時のヨーロッパ大陸を舞台にした冒険小説みたいな内容なのである。

 この『リモート・コントロール』では、著者のSAS隊員としての経験が活きていて、現代における秘密諜報員が取ってしかるべき行動のディテールにリアリティがある。が、良いのはその点だけで、ストーリーや会話などは標準かそれ以下。

1999/8/22

TRCの該当ページへ

amazon.comの該当ページへ

検索ページへ 目次へ 前へ 次へ