ジョーダン

Playing for Keeps- Michael Jordan and the World He Made

デイヴィッド・ハルバースタム / 集英社 / 99/06/30

★★★★★

ハルバースタムの久しぶりのスポーツ・ノンフィクション

 マイケル・ジョーダンについての本。彼について書かれた本は、どこかバランスを崩していることが多く、そのこと自体がマイケル・ジョーダンという存在の大きさを感じさせるわけだけれども、この本はさすがにきわめてまっとう。面白かった。

 ハルバースタムの『勝負の分かれ目』は、1979〜80年のシーズンのポートランド・トレイルブレーザーズを扱った本だった。いまとなっては少し地味な本なんだが(だいたいラリー・バードとマジック・ジョンソンの前の話だ)、徹底した取材と冷静な視線が印象的だった。この『ジョーダン』は、NBAの歴史に関する後日談としても読むことができる。

 いまだに最前線で活躍しているということも含めて、ハルバースタムは文句なしに最高のノンフィクション・ライターである、と改めて思う。

 なお、この本ではバスケット・ボールの用語に関する訳注がちゃんとしている。これは結構めずらしいことで、賞讃に値する。

1999/8/23

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