アイリッシュの誇り

14 Peck Slip

エド・ディー / 東京創元社 / 99/07/30

★★★★★

久しぶりの本格的な警察小説

 著者はニューヨーク市警組織犯罪部に20年間勤めたという元警察官。これはデビュー作。市警組織犯罪部のアンソニー・ライアンとジョー・グレゴリーの二人を主人公としたシリーズをいままで4作書いているとのこと。

 久しぶりに本格的な警察小説を読んだ、という気にさせてくれた。警察内部の権力関係や担当する区域の様子などが緻密に描かれている。主人公のライアンの内省的な感じと、それといくぶん対照的なグレゴリーというキャラクターを置いたところなど、このあと10作ぐらいはシリーズものを書けそうな感じで、もしかしたら凄いシリーズになるかもしれない。

 何よりも感動したのは著者近影。クレジットの名前はたぶん奥さんなんだけど、アイルランドの警察を舞台にした映画に登場する警官(警視あたり)みたいだ。主人公ではないけど、重要な脇役。この写真にはしびれました。

1999/8/23

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