「食べもの情報」ウソ・ホント

高橋久仁子 / 講談社 / 98/10/20

★★★★★

良い本

 食品に関する通俗的な諸説に論評を加える本。国民栄養協会の月刊誌『食生活』に「フードファディズムを斬る」というタイトルで連載したものらしい。

 第1章「けなされる食品」で扱われるのは、砂糖、炭酸飲料、化学調味料、超高温殺菌乳、ファーストフード、インスタント・ラーメン。

 第2章「ほめられる食品」で扱われるのは、"天然酵母"、有精卵、オリーブ油、有機食品、天然塩。

 第3章「いわゆる"健康食品"」で扱われるのは、クロレラ、拡散、キチンとキトサン、レシチン、プロテイン、ビタミン剤、カルシウム剤、"酵素"、アロエ、イチョウ葉エキス、プロポリス。

 第4章「"効く"のでしょうか」で扱われるのは、"飲むコラーゲン"、痩せるお茶、"ダイエット食品"、牛乳の安眠効果、"体にいい食べもの"、健康志向食品全般。

 第5章「不安情報を調べてみると」で扱われるのは、食品添加物、農薬と化学肥料、水道水、重曹、カイワレ大根。

 その他、食生活一般に関する栄養学からのまっとうなアプローチに関する解説もある。

 『買ってはいけない』の食生活に関する部分については、これでかなりカバーできる。というか、『週刊金曜日』をはじめとする人たちは、この著者のような人をブレーンにしなくちゃだめ。でもそのこと自体をまるっきりわかっていないのだろうな、たぶん。

1999/9/2

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