ビヨンド・リスク

世界のクライマー17人が語る冒険の思想

Beyond Risk

ニコラス・オコネル / 山と渓谷社 / 1996/12/15

★★★★★

優れたインタビュー集

 世界の先進的な登山家たちを相手にしたインタビュー集。ラインホルト・メスナー、リカルド・カシン、エドマンド・ヒラリー卿、クルト・ディームベルガー、ヴァルテル・ポナッティ、ロイヤル・ロビンズ、ウォレン・ハーディング、クリス・ポニントン、ダグ・スコット、ヴォイテク・クルティカ、ジャン=クロード・ドロワイエ、ジェフ・ロウ、ヴォルフガング・ギュリッヒ、カトリーヌ・デスティヴェル、リン・ヒル、ピーター・クロフト、トモ・チェセンの17人が登場する。

 私は登山に特別の関心を抱いていなけれども、このインタビュー集はとても面白く読めた。インタビュアーがきわめて良い質問をしているのだが、登山家たちが返す言葉も非常に良い。そういう答えを引き出せるということが、インタビュアーに問われる資質なんだろうとも思う。

 登山についての知識がないので正確なところは言えないけれども、ここで取り上げられている登山家たちは、いま現在の登山の主流に位置し、登山の将来の姿を指し示している代表的な人々なので、このインタビュー集を読めば、登山業界の現状がわかる。のだろうなぁ、という感じを受けた。

1998/4/13

 ローツェ南壁の登攀に対する疑いが生じたトモ・チェセンの手記、『孤独の山』が翻訳出版された。この本は、日本人の手による解説が2つついていて、非常に面白い。

 ESPNのフリー・クライミングの番組で、リン・ヒルが解説者として登場しているのをたびたび見掛ける。

1998/10/08

 1986年のK2の大量遭難事故を生き延びたクルト・ディームベルガーの著書『K2 夏の嵐』が翻訳出版された。

2000/9/30

 フリー・クライミングで有名なリン・ヒルの自伝『クライミング・フリー』が翻訳出版された。

2002/10/8

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