東京コリアン純情日記

安里 / 総合法令 / 99/10/07

★★★★

面白い

 著者の安里は、「あんり」と読ませるらしい。著者紹介によると「韓国出身の新世代の女性。留学生として来日。日韓マンガ・映画を研究し、著述を行っている。翻訳、雑誌の執筆を中心に活躍中」だそうだ。

 『スカートの風』の呉善花の若者版と考えてもよいが、両者の間の微妙な違いが、(1) 個人差なのか、(2) 世代の違いなのか、(3) 年齢の違いなのか、(4) 日本での滞在期間の差によるものなのかはよくわからない。いずれにしても、こちらの方が「まだ固まっていない」という感じがして、よりリアリティを感じさせる。

 著者のフィールドであるマンガや映画といったサブカルチャーの日韓比較は面白い。といっても、著者はまだ日本のサブカルチャーを相対的に見るだけの境地には達していないらしく、日本の状況を起点として韓国の状況を相対化するというレベルにとどまっている。

 この人にはもっとこのラインのものを書いてもらいたい。出たら買うから。

1999/10/18

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