僕がバス釣りに行く理由

ルアーは知らない世界の扉を開ける

福原毅 / 講談社 / 97/05/14

★★

ブラックバス擁護派の本

 ブラックバス擁護派の本。『ブラックバスがメダカを食う』の項で、「以前、推進派の手による本を1冊読んだことがあった」と書いたが、たまたま本の山が崩れ落ちたときにこの本が出てきたので軽く再読した。1997年に出ている本である。

 この本をブラックバス擁護派の代表として扱うのは乱暴なことなんだろうと思うが、読み直してみてもやはり感心できるところはなく、両派のあいだの論争はやはり反対派が勝っているように思う。

 なお、この本には、日本に最初にブラックバスを持ち込んだ人物とされる赤星鉄馬についてかなり詳しい記述がある。著者は過去に赤星の原稿を編集して『ブラックバッス』という本を出版しているのだ。ブラックバスと同じ頃に、ゴルフが日本に入ってきており、この2つに同じようなタイプの人々が絡んでいたということが象徴的ではある。

 ブラックバス擁護派の中には、「ゴルフは自然のなかでやるスポーツである」というようなことを言っちゃうような人が数多くいると思う。これよりももうちょっと物を考えている人もいるだろうとは思うが、その場合、その考えはあまり口を大にして言うことはできないようなものになるだろう。なんというか、「ロリコン擁護」とか「盗撮ビデオ支持」とかそういうポジションになるわけだ。その場合、そういう趣味に社会的圧力がかかるのは当然のことだ。

1999/10/25

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