陪審評決

The Runaway Jury

ジョン・グリシャム / 新潮社 / 97/10/30

★★★

成長を続けるジョン・グリシャム

 ジョン・グリシャムの初期の作品を読んで、今後読む必要なしと思っていた人は、ぜひ最近のものを読むべきだ。明らかに成長しているのがわかる。

 この『陪審評決』は、特定の意図を持った人が、陪審に潜り込んで評決を左右しようとするとどうなるかという問題を扱っていて、陪審の構成員に圧力をかける話はときどきあるけれども、意図的に潜り込むというのはいままで読んだ記憶がない。これに、弁護団が陪審に影響を与えようとして駆使するテクニックと、それを逆手にとったコン・ゲーム的なプロットを組み合わせている。着眼点はとても良い。

1998/4/21

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