使い倒そう! 情報公開法

FOIA(米国情報自由法)もこうして使える

中島昭夫 / 日本評論社 / 99/06/05

★★★

日米の情報公開制度に関するフィールドワーク

 著者は朝日新聞社の記者。アメリカの情報自由法(Freedom of Information Act: FOIA)と日本の情報公開法の日米比較。自ら情報公開の請求を行って、どのような対応がなされるかを調べて報告するフィールドワーク的な本。新聞記者だけあって、まとまりがなくてはなはだ読みにくい本になっていた。文章の焦点が、収集した情報そのものの内容と、情報収集のプロセスの間をいったりきたりするのだ。

 日本でのパブリックな情報の公開が遅れていることは聞かなくてもわかっているので、これから必要なのは、情報公開先進国であるアメリカで情報公開にどのようなコストがかかっているのかという調査や、日本で情報公開がどのように進んでいるのかという地道な監視である。その点で、この本の問題意識は前時代的であると言えなくもない。

 本のタイトルからもうちょっとマニュアル的なものを予想していたのだが、期待外れだった。まあ日本の情報公開法に関しては、これからが勝負ということなのかもしれない。

2000/1/14

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