怒りの日

Day of Wrath

ラリー・ボンド / 文藝春秋 / 00/03/10

★★

つまらない

 「トム・クランシーよりも人間が描けていない」という評判のあるラリー・ボンドの新作。実のところ、私はトム・クランシーよりもラリー・ボンドの方が好きだった。個々の登場人物の平板さがある種極限まで行っていて、かえって爽快だという印象があったからである。しかし、どうやら前作の『テロリストの半月刀』から「国際謀略・冒険小説」路線に鞍替えしたようで、クランシーと同じほどうっとうしい作風になった。

 ちなみにいままでの作品は、『侵攻作戦レッド・フェニックス』、『核弾頭ヴォーテックス』、『ヨーロッパ最終戦争1998』、『テロリストの半月刀』、そして『怒りの日』である。

2000/3/25

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