新世紀の美徳

ヴァーチャス・リアリティ

宮崎哲弥 / 朝日新聞社 / 00/07/01

★★★

想像していたよりもマシ

 この著者の本は初めて読んだのだが(『私は臓器を提供しない』には小文が含まれていた)、想像していたよりもはるかにマシな内容だった。短い文章をまとめたエッセイ集である。

 仏教というものを基盤にしているという点で「あっち側の人」であり、個別の意見に真面目に賛同/反対する気を失うというのが問題なんだが、こんなこと言っても仕方がないわけで、せいぜい頑張ってくださいと言うしかない。仏教からどんな論や主張が出てきても、リアルなポリティークの場での連合や対決を除けば、信者以外にはまったく関係がない。

 日本経済新聞の記者にでもなったら有能そうな感じ。

2000/7/8

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