ストームドラゴン作戦

ステルス艦カニンガムII

Sea Strike

ジェイムズ・H・コッブ / 文藝春秋 / 00/08/10

★★★

安定して面白い

 『ステルス艦カニンガム出撃』の続篇。2006年、台湾が中国に侵攻し、追い詰められた中国が核兵器を使う危険性が生じたため、カニンガムが核兵器を搭載している原潜を破壊する任務を負う。適度に複雑な戦略レベルでのプロット、そこそこ説得力のある戦術レベルでの描写、前作を引き継ぐ人間模様の描写。前作と比べると主人公の女性艦長のロマンスが強調されており、今後どうなるか興味深いところだ。限りなくソープ・オペラに近づいていきそうな感じがする。

 著者の目のつけどころが良いということは認めざるをえない。パトリシア・コーンウェルの、特に『スズメバチの巣』『サザンクロス』のシリーズを思い出させる人物配置で、今後こういうものは増えていくんだろう。

 そういうのを読み続ける気力がまだ私に残っているかという問題はある。本書も実は少ししんどかった。

2000/8/26

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