アンダードッグス

Underdogs

ロブ・ライアン / 文藝春秋 / 00/10/10

★★

オフビートなファンタジー

 著者のロブ・ライアンは、これがデビュー作。シアトルの地下都市を舞台に、多彩な登場人物たちの行動をファンタジーのように描く、ちょっとだけオフビートな冒険小説。

 奇怪な舞台に奇怪な登場人物たちを配置して、「なんじゃこりゃ」という感じの見せ場を作るという趣向のもの。そういう路線では、奇怪さがいまいち足りなかった気もしないでもない。ほとんどすべての登場人物に言えることだが、特に誘拐される8歳の少女の性格設定が不徹底。また、見せ場の時間配分もぎごちない。

 しかし基本的に好ましい作風の人なので、今後注目したい。

2000/11/18

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