That Lawyer Girl

The Unauthorized Guide to Ally's World

That Lawyer Girl

A. C. Beck / Renaissance Books / 01/01/20

★★

便乗本

 アメリカのTVシリーズ、『アリーmyラブ』"Ally McBeal"の便乗企画本。本書は1999年に発行されたもので、最初の2シーズン(の途中まで)しかカバーしていない。著者はa journalist and former TV criticとあるが、文章の下手な、日本でいえば「TVコラムニスト」みたいな位置づけの人と思われる。

 とにかく大したことがない本なのだが、私のように完全に流行に乗り遅れてしまった人間には、このシリーズがどのようなインパクトを与えたのかを知るためのガイドとして有益だった。また下品で教養のない書き方ではあるが、「作品批評家」としての眼識はそこそこ健全であると思われる。特にDancing Babyが出る回以降、このシリーズがダメになっていっており、そのダメさの中心にはピーター・マクニコルがいるという指摘は適切だ(「眼識」と呼ぶほどのものでもないか)。その他、共感した指摘は、ダイアン・キャノンとジェーン・クラコウスキーがいいこと、ヴォンダ・シェパードがよくないこと、「中年から見た若者」番組であることなど。

 公式ガイドは『Ally McBeal: the official guide』。もちろん公式ガイドの方は完全な提灯本なので、こちらと併せて読むことでバランスがとれるものと思われる。こんなもんでバランスをとっても仕方がないとは思うが。

2001/1/20

amazon.comの該当ページへ

検索ページへ 目次へ 前へ 次へ