Tripwire

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リー・チャイルド / Jove Books / 99/01/01

★★

ついて行けなくなった

 『Die Trying』に続くリー・チャイルドの3作目。やはりジャック・リーチャーが主人公の冒険小説である。

 申し訳ないが、1/3ぐらい読み進めた段階でギブアップした。具体的には、リーチャーの上司の娘とのロマンスが進展しそうでしないところの描写にうんざりしたのである(あのとき彼女は15歳、彼は24歳。姪と叔父のような関係にありながら、互いにひそかに恋心を抱いていた。でも、いまの二人は30歳と39歳。9歳の年の差が、あのときとはずいぶんと違った意味を持っている云々)。

 今回、リーチャーはその女性のボディガードとして、正体不明の悪人集団による攻撃をさばく。amazon.comの読者レビューでは前作の『Die Trying』よりは評判がいいのだが、個人的にこの夢枕獏とか西村寿行の「ハードボイルド小説」を連想させるノベルズ流能天気文体についにがまんできなくなった。1作目の『キリング・フロアー』が気になって、その後の2作を続けて読んだわけだけれども、今後、リー・チャイルドの作品はよっぽどのことがないかぎり手を出さないだろう。

2001/2/25

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