殺戮者カイン

Cain

ジェイムズ・バイロン・ハギンズ / 早川書房 / 01/05/31

これはしんどい

 『極北のハンター』のジェイムズ・バイロン・ハギンズの邦訳2冊目。書かれたのはそれよりも前である。

 ブルース・ウィリス監督・主演で映画化されるそうだ。帯から引用すると、「驚異の戦闘能力と回復力を持つ超人と、元海兵隊員ら特別チームが繰り広げる死闘!」。『極北のハンター』には一気読みできるだけの面白さがあったのだが、こちらは厳しかった。わけのわからない擬似科学的説明を延々と繰り広げるのは同じなのだが、こちらの方が諸々の設定がプロットと密接に関連しているだけに、読んでいて頭が痛くなってきた。ストーリーの流れもおそろしい御都合主義で、これから面白い映画ができあがったら、脚本家と監督を尊敬してしまうだろうと思う。読む価値なし。

 ちなみに、どう考えても「ケイン」だろう。「カイン」じゃなくて。

2001/6/7

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