マグノリアの花たち

Steel Magnolias

Herbert Ross / Sally Field,Dolly Parton,Shirley MacLaine,Daryl Hannah,Olympia Dukakis,Julia Roberts,Tom Skerritt,Sam Shepard / 1989

★★★★

地味な話だが、なぜか大作に見える映画だ

 1989年製作の少し古い映画ではあるけれども、ハーバート・ロスの落ち穂拾いということで。1995年の『ボーイズ・オン・ザ・サイド』が非常に良かったので、評判の高かったこの作品も見ておこうと思った。

 ルイジアナ州の田舎町に住むサリー・フィールド、ドリー・パートン、シャーリー・マクレーン、ダリル・ハンナ、オリンピア・デュカキスの5人の仲良し女性を中心とする大人の友情物語。サリー・フィールドの娘役としてジュリア・ロバーツが出ており、非常に良い。彼女にとっては出演5作目。この後が1990年の『フラットライナーズ』(まし)、続けて『プリティ・ウーマン』(だめ)、『愛がこわれるとき』(だめ)ということなので、実際のところこの『マグノリアの花たち』が一番良かった時期ということになるんだろうか。

 しかしそんなことはどうでも良いのであって、サリー・フィールドがいいのはもちろんとしても、ドリー・パートンが素晴らしい。美容室を経営し、なかなか仕事がうまく行かない夫のサム・シェパードを支えている芯の強い南部女という像にぴったりのかっこいい演技である。シャーリー・マクレーンもダリル・ハンナもオリンピア・デュカキスも安定していて良いのだが、これはサリー・フィールドとドリー・パートンの色気だけで超大作映画に見えてしまう奇怪な映画であった。『セックスの義務と権利』と同じく、女優たちの使うアメリカ南部のアクセントが艶めかしい。

 あ〜、いちおう一般的には地味な佳作ということになっているようです。私にとってはオールスター・キャストの大作。

2000/3/20

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