パラサイト

Faculty, The

Roberto Rodriguez / Elijah Wood,Josh Hartnett,Jordana Brewster,Sean Hatosy,Clea DuVall,Laura Harris,Famke Janssen,Piper Laurie / 1998

★★★★

驚いたことに面白かった

 ロバート・ロドリゲス監督、ケヴィン・ウィリアムソン脚本ということで悲惨なものを予想していたのだが、けっこう良かった。『ボディースナッチャー』とハイスクールものの組み合わせ。中心となる高校生6人がうまく設定されているだけでなく、個々の役者が良く演じている。ハイスクールものとしては実に珍しい。

 小柄で弱虫の少年を演じるのはイライジャ・ウッド(『アイス・ストーム』『ディープ・インパクト』)。表情に乏しいところが何ともマッチしていて良い。この人は成長したら、1回は連続殺人鬼の役をやるだろうな。

 学内新聞の編集長をしているキツイ女の子を演じているのは、ジョーダナ・ブリュースター。TVシリーズ出身で、本編はこれが初めて。かなりのキツさをあまり下品にならずに好演している。

 暗いSFオタクの女の子を演じているのはクレア・デュヴァル。いろいろと小さい役をやっているようだ。本当に暗くてダメそうな女を好演。

 転校してきたばかりのブロンド少女を演じているのはローラ・ハリス。TV出演が多いようだが、この映画をきっかけに注目されそうな。

 自宅に大がかりな実験装置を持っている不良少年を演じているのはジョシュ・ハートネット。ある種、典型的なタイプの不良少年を、嫌味なところを感じさせずにきれいに演じている。

 フットボール・チームの主将を演じているのはショーン・ハトシー。『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』『イン&アウト』『ポストマン』『シン・レッド・ライン』などに出ているようだが、まったく記憶にない。この映画ではちょっと弱いような気がするが、標準以上。

 この映画は不満を言い出したらきりがないんだけれども、この6人の若手俳優たちの魅力を存分に引き出していることに価値がある。特にローラ・ハリスとジョシュ・ハートネットは大きく成長する可能性がありそうだ。

 その他、教師役でファムケ・ヤンセン(よくまあこんな役を引き受けたものだ。ある意味で体当たり演技)とパイパー・ローリー(けっこう怖い)が出ている。

2000/4/29

 再見して、よく出来ていることを再確認した。これまで★3つだったものを4つにアップグレード。

 その後、イライジャ・ウッドはとりわけ『ロード・オブ・ザ・リング』で大当たりをとった。また、ジョシュ・ハートネットは『ブラックホーク・ダウン』『パール・ハーバー』で大スターの仲間入りをしている。

2003/3/30

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