エントラップメント

Entrapment

Jon Amiel / Sean Connery,Catherine Zeta Jones,Will Patton,Ving Rhames / 1999

★★★

予想以上に面白い

 『コピーキャット』という名作を作ったジョン・アミエルの監督作品。ショーン・コネリー製作主演、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演の犯罪映画ということで、相当悲惨なものを想像していたのだが、予想よりもはるかに良かった。全体として、1960年代の明るい感じの犯罪映画の再現という感じ。

 主役2人の心の動きが中心テーマなのに、その心の動きがよくわからないという問題はある。この二人は互いに騙し合いをするんだが、どちらに「本心」があるのか、それがどのように揺れ動くのかが映画から伝わってこないのだ。それがサスペンスを醸成するというわけでもなく、どんでん返しはすべて予測の範囲内。だから長期にわたる緊張感はまったくないのだが、盗みを行うその手段とか、訓練の様子を描いている部分がけっこうよくできている。とりわけマスクを盗み出すシーンは面白く、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが赤外線の網をくぐり抜けるシーンを考えついた人は勝利を確信したに違いないと思う。それを実際に演じる人として、たしかに彼女は適役だっただろう。

 ウィル・パットン(『ポストマン』『アルマゲドン』)がキャサリン・ゼタ=ジョーンズの上司役でそこそこ好演している。

2000/5/12

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