カイル・マクラクラン/ルート9

Route 9

David Mackey / Kyle MacLachlan,Peter Coyote,Amy Locane,Wade Williams / 1998

★★

ちょっと犯人が間抜けすぎるか

 『レッサー・エヴィル』のデヴィッド・マッケイのTV作品。いろんなサブプロットが『レッサー・エヴィル』にそっくりだが、展開はずいぶんと違う。

 田舎町の保安官補2人が、麻薬取引の現場にでくわして、トランクから現金を盗む。このために嘘の上に嘘を塗り固めなくてはならなくなるという話。この2人の行動があまりにバカなので、途中から興醒めする。車にガソリンかけて燃やしたことは、さすがに現場検証でバレるだろう、みたいな初歩的なミスを延々と続けるのである。

 保安官補2人は、カイル・マクラクランとウェイド・ウィリアムズ(大きな役はこれが初めてのようだ。クレジットには"Introducing..."と付いていた)。実のところ、この2人は、プロットがひどい割には悪くなく、冴えない田舎者を好演していた。同じように田舎者の2人組が出てくる『フリー・マネー』と違うところは、あちらが冴えなさをコミカルに描いていたのに対し、こちらは徹底してシリアスなので、彼らの頭の悪さがほんとうに気の毒にしか思えないという点にある。この2人が好演すればするほど、正視できなくなるみたいな。

 保安官にピーター・コヨーテ。カイル・マクラクランの恋人役にエイミー・ロケイン。

2000/5/19

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