プリティ・ブライド

Runaway Bride, The

Garry Marshall / Julia Roberts,Richard Gere,Joan Cusack / 1999

★★

説得力なし

 ゲイリー・マーシャル、ジュリア・ロバーツ、リチャード・ギアの『プリティ・ウーマン』(1990)の組み合わせだからといって、『プリティ・ブライド』はないだろう。結婚式場から3度も逃げ出した過去を持つ「逃亡花嫁」のジュリア・ロバーツと、新聞記者のリチャード・ギアをめぐるロマンティック・コメディ。ゲイリー・マーシャルは、デビュー作の『病院狂時代』(1982)と『潮風のいたずら』(1987)が良かったが、それ以外は鬱陶しい映画ばかりという気がする。

 何がダメなのか考えるのも面倒くさい。やっぱり脚本だろうか。特に、主役の二人が何をどう感じて、そのような行動を取るのかがわからないのである。登場人物がわかりにくい行動をとるという映画は「ありうる」のだが、この二人は平板な典型的な演技しかしないので深読みはほぼ不可能。その結果、ストーリーにサスペンスが生まれない。ジュリア・ロバーツについては『ノッティングヒルの恋人』でも似たようなことを感じた。要するに大根ということなんだろうが、この脚本はちょっと気の毒すぎるかもしれない。

 救いだったのは、ジュリア・ロバーツの友人役を演じるジョーン・キューザックだった。この映画で彼女は、『イン&アウト』にそっくりの気のいい田舎の女性を演じており、これがはまり役なんだということを再確認した。

2000/5/22

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