インターセプター

Interceptor

Michael Cohn / Jurgen Prochnow,Andrew Divoff,Elizabeth Morehead / 1992

★★★

まあ傑作というわけにはいかないが

 『犯罪心理捜査官2』を見て、『犯罪心理捜査官』の良さを改めて思い出したので、マイケル・コーン監督の落ち穂拾い。大型輸送機の中での『ダイ・ハード』。

 戦闘機乗りのアンドリュー・ディヴォフが乗り合わせた、エリザベス・モアヘッドが機長を務める輸送機を、ユルゲン・プロフノウをリーダーとするテロリスト集団が襲う。なかなか良くできている映画なのに、全体として与える影響がむちゃくちゃ地味だ。空軍大佐を演じるエリザベス・モアヘッドの硬質さが、『犯罪心理捜査官』のアリー・ウォーカーと似ていて興味深いが、この映画ではこの硬質さまでもが安っぽさに貢献している。1992年に作られた映画だが、CGの部分を除けば1970年代の作品と勘違いしても不思議ではないレトロな感覚。

 まあそういうわけでわざわざ見るほどのものではないけれども、細かいところに捨てがたい要素がある。なお、ユルゲン・プロフノウ(『Uボート』に出ていたドイツ人俳優)が(おそらくアメリカ人の)テロリスト役を演じていたこの映画とそっくりの話である『エア・フォース・ワン』(1997)をウォルフガング・ペーターゼンが作り、このときのロシア人のテロリストをアメリカ人のゲイリー・オールドマンが演じていたという変なつながりが興味深い。その他、『エグゼクティブ・デシジョン』を思い出させる部分もある。

2000/6/25

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