ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ

Wag the Dog

Barry Levinson / Dustin Hoffman,Robert De Niro,Anne Heche / 1997

話の割には地味で、全体的に暑苦しい。見ることをお勧めしない

 大統領のセクシャル・ハラスメント疑惑から国民の注意をそらすために、架空の戦争をでっちあげるという政治コメディもの。

 クリントン大統領の実話とあまりに似通っている話であるために話題を呼んだのだが、ロバート・デニーロとダスティン・ホフマンの暑苦しい演技「だけ」に頼ったどうしようもない映画だった。ふと気づくと、バリー・レヴィンソンの最近の監督作品はこんな感じになっている。1994年に『ディスクロージャー』、1996年に『スリーパーズ』、1997年に本作、1998年に『スフィア』。いずれもかなりひどい映画だ(まあかろうじて『スリーパーズ』が★3つという感じか)。哀しすぎる。

 宣伝や紹介では「コンピュータ・グラフィックスによって戦争の映像を作る」という場面がよく取り上げられたけれども、実のところこの文脈で見応えがあるのはあれぐらいなものなのだ。「全面的メディア展開」がこれほど安易にできてしまった(というか、映画作者がこれでいいと思った)ことにむしろ驚いた。要するに考えが浅い。

1999/10/16

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