ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

Knockin' on Heaven's Door

Thomas Jahn / Til Schweiger,Jan Josef Liefers,Rutger Hauer / 1997

★★★

良くできている

 ドイツ映画。監督・脚本のトーマス・ヤーンはこれがデビュー作のようだが、アメリカ映画をうまく真似して楽しい映画に仕上げている。死期間近と宣告された二人の男が、病院を抜け出して海を見に行こうとするが、うっかりマフィアの車を盗んでしまったために騒動が起こるという話。ハリウッド映画のさまざまなエッセンスを、ヨーロッパ大陸北部の風景にうまく溶け込ませた佳作である。

 『ゴージャス』と同様に、言葉とそれにまつわる文化的観念を知らないと面白くない部分が多い。この映画にはドイツ人以外にアラブ人、ベルギー人、オランダ人、トルコ人、そしてアメリカ人(これはルトガー・ハウアーがゲスト出演しているんだが)が出てきていて、『ゴージャス』と同様にインターナショナルな映画ではあるのだ。このあたりの人種ネタは、昔はともかく、いまの日本だとちょっと怖くてできなさそうだ。

 良くできている。でもやっぱり物真似としての限界はあるな。

2000/7/23

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