有罪判決/法廷に隠された真実

The Confession

David Jones / Alec Baldwin,Ben Kingsley,Amy Irving,Jay O. Sanders,Anne Twomey / 1999

★★★

まあそこそこ

 監督のデヴィッド・ジョーンズは『トライアル/審判』(1992)(カフカの映画化)や『ジャックナイフ』(1989)の人。

 かなり無軌道な弁護士アレック・ボールドウィンが、怠慢のせいで息子の死を引き起こした病院関係者らを射殺したベン・キングスレーの弁護にあたる。熱心なユダヤ教徒であるキングスレーは、自らの有罪を主張するが、彼が働いている企業のオーナーはボールドウィンに対し、彼を無罪にするよう強力に働きかけてくる。やがて、その背後に思いがけない事実が浮かび上がってくる。

 このストーリー上の仕掛けは、法廷ミステリ小説として非常によくできている。原作を書いたソル・ユーリックは、なんと『ウォリアーズ』(1979)の原作・脚本を手がけた人であった。うーむなるほど。

 だが残念なことに、この良くできたストーリーがいまひとつうまく映画になっていない。一番の原因は、アレック・ボールドウィンとベン・キングスレーの両方に魅力が感じられないということだろうか。両方とも何かロボットのように見える。それ以外の、エイミー・アーヴィング(キングスレーの妻)、ジェイ・O・サンダース(黒幕)、アン・トゥーミー(ボールドウィンの恋人の裁判官)などがけっこう良いので残念なことではある。とりわけ、エイミー・アーヴィングが久しぶりに「いい役」を貰っているのが良かった。

2000/8/18

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