ザ・サバーバンズ

The Suburbans

Donal Lardner Ward / Donal Lardner Ward,Ben Stiller,Jennifer Love Hewitt / 1999

★★

まあそこそこ

 80年代初頭に一曲だけヒットさせた「ザ・サバーバンズ」というロック・グループが、再結成して売り出しをはかるという話。監督・脚本・主演のドナル・ラードナー・ワードという人は、監督作品としては2作目。TVシリーズに役者として出てたようだ。

 『ウェディング・シンガー』『メリーに首ったけ』に似た80年代カルチャー回顧感傷映画。その範囲で、『メリーに首ったけ』ほどクレバーではないが、『ウェディング・シンガー』のように「他には何もない」というわけでもないそこそこの映画。なんというか、80年代を笑うギャグが寒くて、90年代においてもコンテンポラリーじゃないという感じ。

 ジェニファー・ラヴ・ヒューイット(『ラスト・サマー』『ラスト・サマー2』)が、ザ・サバーバンズのリバイバルを画策するプロデューサーの役で出ている。彼女の若さが、ザ・サバーバンズのメンバーとその周囲の人々の老いと対照されるという使われ方をしていて、その意味ではきわめて可哀想な役柄だ。で、主人公がジェニファー・ラヴ・ヒューイットを拒絶するのが偽善に見えてしまうぐらい、たしかにジェニファー・ラヴ・ヒューイットは若くぴちぴちとしている。そして、より「人間として成熟」している昔からのガールフレンドを選ぶのが自然に見えてしまうぐらい、ジェニファー・ラヴ・ヒューイットはアホに見える。うーむ、これは意図どおりということなのか。ベン・スティラー(『メリーに首ったけ』)がレコード会社の社長として、父親のジェリー・スティラーとともに出ている。この辺りのキャラクターが薄っぺらいのが、やっぱり配慮が足りないということなんだろうな。

2000/8/23

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