ベリー・バッド・ウェディング

Very Bad Things

Peter Berg / Christian Slater,Cameron Diaz,John Favreau,Daniel Stern,Jeanne Tripplehorn,Jeremy Piven,Leland Orser / 1998

★★★★

何はともあれ面白い怪作

 監督のピーター・バーグは役者出身で、これが監督デビュー作。エグゼクティブ・プロデューサーにクリスチャン・スレーターが名を連ねている。

 バチェラー・パーティで起こった事故を隠蔽しようとして、5人の友人たちが次々とひどい目に遭うというコメディ。このコメディは、アメリカ映画にはなかなかないダークさで、やはりクリスチャン・スレーターが主演した『ヘザース/ベロニカの熱い日』を思い出させる怪作であった。脚本が良いだけでなく、演出も編集も上手な見事な作品。

 いちおうクレジットのトップはクリスチャン・スレーターとキャメロン・ディアスなのだが、実はこの2人がこの映画の中で一番弱い輪である。しかし、その他の人々が非常に良い。キャメロン・ディアスと結婚することになっているいちおう主人公のジョン・ファヴロー、長身のユダヤ人のダニエル・スターン、その弟のジェレミー・ピヴェン、主人公の幼なじみのメカニック、リーランド・オーサー、ダニエル・スターンの妻のジーン・トリプルホーン。

 いろいろと不満は残るのだが(やはりクリスチャン・スレーターとキャメロン・ディアスの使い方が決定的にまずい)、基本的に映画に対して良心的な態度をとっていることに好感が持てる。なお、ビデオ版には、日本公開の際にカットされたラスト・シーンが入っている。このシーンがないと映画全体のメッセージがずいぶんと変わってしまうように思うのだが、まあ映画のメッセージなんてどうでもいいことはたしか。

2000/12/24

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