永遠のアフリカ

I Dreamed Of Africa

Hugh Hudson / Kim Basinger,Vincent Perez,Eva Marie Saint / 2000

なんとも困る映画

 ヒュー・ハドソン監督のアフリカもの。クーキー・ゴールマンという人の自伝の映画化である。

 子持ちのイタリア人女性が再婚してアフリカに渡っていろいろと苦労するという話。実話だから仕方がないのだが、自分ではハンティングを楽しんでいるくせに密猟者には怒る夫、自宅に毒蛇を飼っていて噛まれて死ぬ息子など、ドラマの起伏を形作るエピソードの多くが「自業自得」としか言いようがないものなので、いったいどう反応すればいいのか困ってしまう。ヨーロッパ人がアフリカに入植することの傲慢さを描くという地点から一歩後退した、30年ぐらい前の映画を見ているようだった。

 映像はヒュー・ハドソンらしいきれいなもの。しかしいまさら、アフリカをきれいに撮るだけで売りものになるとは思えない。

 主役はキム・ベイシンガー。空回りである。夫にヴァンサン・ペレーズ。驚いたことに、エヴァ・マリー・セイントがベイシンガーの母親役で出ている。76歳。

2000/12/27

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