マン・オン・ザ・ムーン

Man on the Moon

Milos Forman / Jim Carrey,Danny DeVito,Courtney Love,Paul Giamatti / 1999

★★★

予想外に面白い

 1980年代からすでに不調だったミロス・フォアマン(前作の『ラリー・フリント』はひどかった)とジム・キャリーの組み合わせだからひどいものを想像していたのだが、予想外に良かった。"Taxi"、"Saturday Night Live"などで有名なコメディアン、アンディ・カウフマンの伝記映画。

 個人的にはアンディ・カウフマンには何の思い入れもないし、彼の芸風はいまとなっては(歴史が一巡して、あるいはこの点では日本の方がはるかに先を行っているために)古くさく感じられるのだけれども、実在の人物を演じているということがタガとなって、ジム・キャリーの演技に枠がはめられていることが良い方向に働いたのか。普通の人情ものとして成立している。だから面白くないわけだが。

 エージェントにダニー・デヴィート、恋人にコートニー・ラヴ、相棒にポール・ジアマッティ。"Taxi"で本人と共演していたダニー・デヴィートの姿勢が、彼が製作をしているこの映画の方向性を最初から決定している。そのメッセージは、彼は破滅型芸人ではなく、彼を襲った唯一の悲劇は、ガンにかかって若死にしたことだった、ということである。ミロス・フォアマンが作るような「反体制的」な映画じゃあないのだった。

DVDメモ。日本版

メイキング。予告編

2001/1/17

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