U-571

U-571

Jonathan Mostow / Matthew McConaughey,Bill Paxton,Harvey Keitel / 2000

★★★

ずいぶんと淡白な感じがするが

 『ブレーキ・ダウン』のジョナサン・モストウの2作目(TVムービーは撮っているようだ)。第二次世界大戦の潜水艦もので、監督のインタビューなどを見ると、時代考証をしっかりとやっているとのこと。

 潜水艦映画というジャンルで見ると、ちょっと淡白という感じがしなくもないのだが、それはリアリティを追求しているからだと反論されたら口を閉ざすしかない、というていどのもの。たとえばこの映画に出てくる潜水艦乗り、特に士官は、主人公のマシュー・マコノヒーを含めてずいぶんと甘っちょろいのだけれども、監督はインタビューに答えて、第二次世界大戦の潜水艦の乗組員は非常に若く、水兵が20歳以下なのは当然で、将校でさえも35歳ぐらいが上限だったと述べている。ならば、現場がこのように混乱していても不思議ではない。

 主人公の副長にマシュー・マコノヒー。艦長のビル・パクストンはいつものとおり。下士官のハーヴェイ・カイテルは「お仕事」をしているという感じだ。冒頭の、ドイツの潜水艦が遭難する経緯を描いた部分を最後まで超えられなかったのは、やっぱり失敗ということなんだろう。というか、冒頭の部分では少し期待したんだけどな。

DVDメモ

メイキングなど

特撮を駆使して安っぽくなっていた『パーフェクト・ストーム』とは異なり、大々的なプロダクションだったことがわかる。それだけの効果はあったと言えるだろう。なお、1990年代の後半になって、第二次世界大戦を舞台にした、アメリカの戦いを肯定的に描く映画が作りやすくなったという事情が、監督と、製作のラウレンティス親子のインタビューから見て取れる。

2001/4/3

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