レッドストーム

Feuerteufel - Flammen des Todes, Der

Curt M. Faudon / Heino Ferch,Natalia Worner / 1999

★★

資料的価値のみか

 オーストリアとドイツの資本によるTVムービーのようだ。舞台はオーストリア(ウィーン)で、言語はドイツ語だが、日本で流通しているビデオ/DVDは"Flames of Death"というタイトルの英語吹替え版。『シージャック』と同じ流通形態だが、勘弁してほしい。

 美術館を狙う連続爆弾テロに、美術史を専攻する若い女性学者と刑事が巻き込まれるというスリラー。英語による吹替えはやはり良くない。日本語吹替えと同じく、どうしてもおおげさな口調になる。セリフ以外のサウンドトラックにも手を入れている可能性があって、音楽がやたらに軽薄だった。せっかくDVDで出すんだから、オリジナルのサウンドトラックも入れて欲しい。

 陳腐なスリラーではあるけれども、プロダクションは意外に堅実。爆発のシーンでCGIの予算がないことが如実にわかるが、それ以外の面では、照明にちゃんと気を配っているしウィーンの名所をきれいに撮っている。ヨーロッパの、この手のごく普通のエンタテインメント指向のTVムービーはなかなか見る機会がないので、そういう資料的価値はあるかもしれない。

2001/4/13

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