私の愛情の対象

Object of My Affection,The

Nicholas Hytner / Jennifer Aniston,Paul Rudd,Alan Alda,Nigel Hawthorne / 1998

★★★★

けっこう良い

 監督のニコラス・ハイトナーはこれが3作目だが、舞台芸術関連のTV番組のディレクターとしての経歴があるようだ。ヘテロセクシャルの女性とホモセクシャルの男性の間の友情物語。似たような話に『チェイシング・エイミー』(女性の方がホモセクシャル)、『2番目に幸せなこと』(男性の方がホモセクシャル)があったが、この2つよりは遥かに優れた脚本。ひねりの入ったロマンティック・コメディという感じだが、細かいところでしっかりしているので、重厚な印象を与えるという不思議な映画だった。。

 女性を演じるのはジェニファー・アニストンで、男性を演じるのはポール・ラッド。この2人が社交ダンス教室に通って、"Singin' in the Rain"の"You were meant for me"に合わせて踊るシーンの作り方に、舞台芸術分野の出身者としての意気込みが感じられる。その他にも、小学校の生徒たちの発表会とシェークスピアの舞台がストーリーにうまく織り込まれている。

 『サイダーハウス・ルール』ではかなり気の毒な役を演じさせられていたポール・ラッドは、この映画では微妙な心の動きを美しく演じている。彼に限らず、この映画に出てくる男たちはホモセクシャル/ヘテロセクシャルを問わずやたらに魅力的で、女たちは一様にがさつだ。主人公のジェニファー・アニストンもその例外ではない。監督のニコラス・ハイトナー本人がホモセクシャルなのだろう。そうでないとしても女嫌い。

 ナイジェル・ホーソーンとアラン・アルダが良い。

2001/5/16

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