ザ・クラフト

Craft,The

Andrew Fleming / Robin Tunney,Fairuza Balk,Neve Campbell,Rachel True,Rachel True,Cliff De Young / 1996

★★★

けっこう出来のよい青春オカルト映画

 監督のアンドリュー・フレミングは『悪夢の惨劇』(1987)、『スリーサム』(1994)の人。本作はハイスクールを舞台にした青春オカルトもの。洋風『エコエコアザラク』である。

 ロビン・タネイが新しい高校に転校してくると、そこにフェアルーザ・バーク、ネイヴ・キャンベル、レイチェル・トゥルーの虐げられた3人組がいる。この4人が結集して魔術を使う。ロビン・タネイに魔法をかけられる同級生にスキート・ウーリッチ。クリフ・デ・ヤングがロビン・タネイの父親役で出ている。

 ロビン・タネイにとっては『エンパイア・レコード』(1995)の次の、かなり初期の出演作ということになる。ネイヴ・キャンベルにとっては『スクリーム』(1996)と同年の公開作で、本作では脇役。そういうわけで、この映画では子役出身のフェアルーザ・バークが一番長いキャリアを持っており、善玉のロビン・タネイよりも存在感はずっと大きい。ちょっとやりすぎの体当たり演技ではあるけれども、意気込みは伝わってきた。

 ハイスクールで嫌われている根暗少女の4人組という設定にそれなりのリアリティがあって(レイチェル・トゥルーは例外。黒人というだけで嫌われているという設定で、むしろ普通の美少女だ)、けっこう新鮮みがある。『シーズ・オール・ザット』のように、レイチェル・リー・クックが根暗のブスだと言われても何の説得力もないが、こちらのフェアルーザ・バークと、変身前のネイヴ・キャンベルは、たしかに気持ち悪い。ロビン・タネイもただのかわい子ちゃんではなく、スキート・ウーリッチに残酷な魔法をかけそうな腹黒さを感じさせる。そういう枠組みに、比較的まともなストーリーが乗っかっている、そつのない映画だった。

2001/7/4

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