フォーリン・フィールズ

P・fremmed mark

Aage Rais / Nikolaj Coster-Waldau,Pelle Hvenegaard,Johan Widerberg / 1998

★★★★

気に入った

 デンマーク映画。監督のアーゲ・レイスはドキュメンタリー映画出身。製作はラース・フォン・トリアーやドグマ95との関係が深いペーター・アールベイク・イェンセン。主人公のヤコブを演じるペレ・ベネゴーは『ペレ』の子役。頼もしげな下士官をホルトを演じるのは、『モルグ』(1994)の主役を演じたニコライ・ユスターワルドー。

 紛争時のボスニアで、国連軍に参加した若者が大変な目に遭う話。前半はドキュメンタリー・タッチの端正な絵作りで、個人的には非常に好み。後半に入ると映像の触感が微妙に変わり、共産圏の映画みたいになっていく。だがエンディングに向けての展開はオリヴァー・ストーン的という、なかなか変な映画ではあった。

 このような一貫性のなさが、この映画にとってはネガティブに働いているような気もしなくはないが、非常に美しいシーンがいくつもあって、全体としてとても気に入った。ウケを狙っているいくつかのシーンはおおむね成功しているように思うが、襲撃を受けて空き家になった学校に入っていくときの手持ちカメラの緊張感も忘れがたい。こういうのって成功する方が珍しいので。

2001/7/18

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