ジュラシック・パークIII

Jurassic Park III

Joe Johnston / Sam Neill,William H. Macy,Tea Leoni,Alessandro Nivola,Trevor Morgan,Michael Jeter,Laura Dern / 2001

★★★★

シリーズ最高傑作

 ジョー・ジョンストン監督作品。『ジュラシック・パーク』、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に続くシリーズ3作目ということになるが、本作は監督がジョー・ジョンストンになってシリーズ最高傑作となった。前作の『遠い空の向こうに』はいまひとつだったけれども、『ジュマンジ』(1995)や『ロケッティア』(1991)などのアクション映画路線に回帰して、息もつかせぬ展開を見せる。ボロボロのストーリーをとにかく見せてしまう手腕が素晴らしい。

 1作目のサム・ニールが再び登場。最近の出演作は『アンドリューNDR114』(1999)、『イベント・ホライゾン』(1997)、『グリム・ブラザーズ/スノー・ホワイト』『モンタナの風に抱かれて』(1997)など、いずれもB級感の漂う映画で変に力の入った演技をしている。『コリン・マッケンジー』にもゲスト出演していた。特に『イベント・ホライゾン』と『グリム・ブラザーズ/スノー・ホワイト』では、『ジュラシック・パーク』という大作映画に主演した人がなんでここまでやるかね、と思わせる熱演で、遊び心があるんだろう。けっこう好きです。

 ウィリアム・H・メイシーは最適と言うべき配置だが、特に良かったのは別れた妻のティア・レオーニ。『アメリカの災難』とか『ディープ・インパクト』などで、「クール・ビューティー」をやろうとして悲惨なことになっているが、本作のキャアキャア騒ぐ可愛い女の方がずっと似合っている。サム・ニールの弟子のアレッサンドロ・ニヴォラは印象薄く、雇われ人のマイケル・ジェッターは捨て駒。

 なお子役のトレヴァー・モーガンが生き残っていたという設定がうまく活かされなかったのが実に残念。アメリカの小島にコモドドラゴンが繁殖していたという『コモド』という映画では、クライマックス近くでやはり子供がコモドドラゴンに反撃するという面白そうな設定を活かせていなかった。まあしかし、そういう映画じゃないということで。

2001/9/1

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