ポイズン

Poison

Dennis Berry / Rosanna Arquette,Mandy Schaffer,Jurgen Prochnow,Thomas Kretschmann / 1999

★★

出来は良くないが、興味が続く

 監督のデニス・ベリーはカナダやヨーロッパでTV関係の仕事をしている人。本作はカナダとドイツの資本のTVムービーで、スタッフにはドイツ人が多く、ユルゲン・プロフノウとトーマス・クレッチマンが主演格で兄弟を演じている(ちなみに前者は『U・ボート』で有名だが、後者は『U-571』にドイツ人将校の役で出ている)。舞台は北米(おそらくアメリカ)で、使用言語は英語。

 ロザンナ・アークエットの娘のマンディ・シェイファーが、母親への愛のあまり殺人を犯すというアンファン・テリブルもの。話自体はしょうもないのだが、プロダクションの質がけっこう高いのと、マンディ・シェイファーの色っぽさのせいで、興味が持続する。このマンディ・シェイファーという人はTV中心のブロンドおネエチャン役者という感じなのだが、『ノーストリングス』『パルメット』や『スターシップ・トゥルーパーズ』と同じく、ヨーロッパ人がアメリカ人女優を使ってエロチック映画を撮ると凄いことになるという路線(まあ監督はおそらくカナダ人だが)。アメリカ的な「健康的なお色気」とは無縁の粘着質的な視線である。やたらに出てくるビキニの水着姿だけでなく、ちょっとした表情がやけにイヤらしい。ロザンナ・アークエットにも絡みはあるが、なんか義務的な感じ。

 そういうわけで、マンディ・シェイファーに今後注目。でも、こういう映画にはもう出ないだろうな。将来もし大成したら、『サンドラ・ブロック in アマゾン』のような形で注目されることになるだろう。『パラサイト』のローラ・ハリス(転校生ね)に尋常でないものを感じた人にお勧め。

2001/9/1

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