レッド・コーナー/北京の二人

Red Corner

Jon Avnet / Richard Gere,Ling Bai / 1997

★★

政治的に偏向している映画なのだが、困ったことにそこそこよくできている

 『フライド・グリーン・トマト』のジョン・アヴネット監督。リチャード・ギアが中国で殺人罪で起訴されて大変な目にあうという映画。

 たしか、公開当時、中国側から非難されたはずの政治的偏向映画。中国の人権無視的な裁判制度の被害者となったアメリカ人が敢然と立ち向かって勝利するという話である。しかし中国国内でのロケもずいぶんやっているようなので不思議な感じがする。

 おそらく中国人が見たら、日本人が『ライジング・サン』を見るときと似たような感想を抱くのだろうが、そういう部分を完全に無視したら(それは難しいのだが)けっこうしっかりしている映画だった。監獄の中のシーンも、北京の街を逃げ回るシーンも、風格を感じさせるよい出来で、特にリチャード・ギアがアメリカ大使館に逃げ込むまでのシーケンスは、中国の街並みを非常にうまく利用していると思った。

1999/10/21

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