アウトバーン・コップ

Alarm fur Cobra 11 - Die Autobahnpolizei

TV Series / Erdogan Atalay,Rene Steinke / 1998

★★★

そこそこ良くできているがパクリか?

 ドイツ製のTVシリーズ。原題の"Alarm fur Cobra 11 - Die Autobahnpolizei"("fur"のuはウムラウト)は、「コブラ11に警報 - アウトバーン警察」というか、"Cobra 11"は主人公のコードネームで、「アウトバーン警察」はアメリカでは「ハイウェイ・パトロール」と呼ばれるような存在である。日本で『アウトバーン・コップ』というタイトルでビデオ化されているものは、このシリーズの1999年からスタートしたシーズン冒頭の拡張版だと思われる(通常は45分枠のシリーズが1時間半の枠に拡大されている)。シリーズそのものは1996年から放映されており、すでに確立したキャスト陣に、主人公のパートナーとして配属される新人が入ってくるという設定。

 そこそこの水準のドラマ作りである。ただ問題は、このエピソードのストーリーが、ジャック・ショルダー監督の『ランナウェイ・カー』(1996)にそっくりだったこと。すでに細かい内容は忘れているが、覚えている範囲でも次の点が同じである。(1) 車が修理ミスでアクセル踏みっぱなしの状態になる、(2) 女性がドライバーである、(3) 赤ん坊が乗っている、(4) 眼鏡をかけた神経質な男が、修理工場で車を受け取れず、重要なミーティングに遅れるという理由で同乗する(『ランナウェイ・カー』ではジャッジ・ラインホールドが演じていた)、(5) ハイウェイ・パトロールの勇気ある男が暴走車と並行して走る、(6) 携帯電話で話をするが、電池切れになり、車内との意思の疎通にラジオ番組を使う、(7) 途中でハイウェイを走れなくなるが、市長とか州知事などの地位にある人が暴走車を市街地に入れまいとして妨害をはかる、(8) 跳ね橋を通れるかどうかが問題となる、(9) ヘリコプターを使って赤ん坊を救出しようとする。いくら何でも似すぎているので、脚本の再利用かパクリということになるだろう。個人的には、ジャック・ショルダー版よりもこちらの方が面白いように感じた。というか、『ヒドゥン』(1987)が面白かったのは偶然だったんだろう、というのが現時点での結論である。

 なお、.comドメインの日本語オフィシャル・サイトを発見。日活の涙ぐましい努力である。

2001/10/24

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