24HOURS/24時間

24 Hours in London

Alexander Finbow / Gary Olsen,Tony London / 2000

★★

おお懐かしき無国籍映画

 「ポルト国際ファンタスティック映画祭の新人監督賞受賞」だそうだ。

 この映画を見ていてどこかで見たことあるなと思ったら、これはまさに日活プログラム・ピクチャー全盛期の「無国籍映画」であった。いちおうロンドンの近未来を舞台にしているのだが、現実にはありえない場所を舞台に、現実にはありえない悪人たちが、ありえないアクションを繰り広げる。考えてみると、このところこういうタイプの映画をあまり見ていない。それはなぜかと考えると、おそらく私が比較的多く見ているコンテンポラリーなアメリカの警察アクション映画が、それなりに話を膨らませはするものの、リアリティ指向になっているからだと思われる。それは逆に、映画製作に金とリソースをつぎ込めるということであって、本作はこの種の「無国籍映画」が製作資金の欠如から生まれてくるのだという事情がよ〜くわかるような映画だった。

 出来はぜんぜんよくないが、日活のプログラム・ピクチャーの1本としてならば平均的水準という感じか。最低限のレベルはクリアしているが、プラス・アルファはない。

2001/10/24

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