ピンク・ピンク・ライン

Think Pink Line,The

Joe Dietl,Michael Irpino / Joe Dietl,Michael Irpino / 1998

ダメなものはダメ

 監督の2人が出演もしているモキュメンタリー形式のコメディ。死刑囚を取材するノンフィクション映画の製作風景を描くという趣向。この映画メモで取り上げているモキュメンタリーには、『ドッグ・ショウ!』『わたしが美しくなった100の秘密』などがある。

 この形式の映画は個人的に好きなのだけれども、この映画は、ダメなものは徹底的にダメだということを改めて示してくれた。製作者・監督自らが、バカな登場人物を演じるという趣向は、自分がそのようなバカな人物を演じられるという「精神的余裕」をひけらかしているようで鼻につきやすい(ウディ・アレンがその典型)。それだったら徹底的にバカっぽいジェリー・ルイスの方がずっとマシである。その道をとらないならば、せめて自分がメインとなるバカを演じるのを避けるべきだろう(『ドッグ・ショウ!』がそうだった)。

 なお、ジェイソン・プリーストリー、ジェニファー・アニストン、デヴィッド・シュワイマー、マイク・マイヤーズ、ジャニーン・ガロファローなどの「大物」が小さい役で出演しているが、いずれも「私のような大物がこんな小粒の映画に出るなんて、なんてインテリジェント!」という思惑がみえみえで興醒め。つか、この映画の宣伝にこれらの人物の名前を使うのは詐欺の範疇に属する。

2001/11/10

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