ザ・デリバリー

Delivery, The

Roel Reine / Fredja van Huet,Freddy Douglas,Aurelie Meriel,Esmee de la Brentoniere / 1999

★★★

無理な映画

 オランダとベルギーの資本の映画。監督のロエル・ラインはTVのプロデューサー出身らしい。いかにもそれらしい、アテンション・スパンの短い映画だった。

 男2人が借金を返済するためにドラッグをオランダからスペインまで運ぶ仕事を引き受ける。片方の男の妻が人質にとられており、あらかじめ決められた時刻にあらかじめ決められたチェックポイントの公衆電話でかかってきた電話をとらないといけない。焦る2人に、行きがかりからテロリストの女性が同行する。

 主人公の男2人はオランダ人と英国人の組み合わせで、彼らを追う警官はインターポールに所属しており、テロリストの女性はフランス人なので、必然的に英語が多く喋られる。ヨーロッパ全域をマーケットとするための仕掛け。道中でオランダ語とフランス語も出てくるが、なぜか麻薬王の用心棒が日本人(Yoshi Ota)で、この人が状況設定も発音も不自然な日本語を喋ってくれる。

 ストーリーの整合性を無視したバカげた映画だが、オランダ人にもバカげた映画を作る権利はある。同じレベルであっても、バカなアメリカ映画よりもバカなオランダ/ベルギー映画の方が興味深い。主役の男性はフェジャ・ファン・フエットとフレディー・ダグラス。妻はエスメ・デ・ラ・ブレトニェール。テロリストのフランス人、オーレリー・メリエルが、必然性のないヌードを見せる。

2002/2/27

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