オデッセイ2001

Epoch

Matt Codd / David Keith,Stephanie Niznik,Ryan O'Neal,James Hong / 2000

★★★

B級SF映画だが

 監督のマット・コッドはこれが初監督作品。美術関係の出身のようだ。

 ブータンに巨大な物体が出現し、これをアメリカ人が調査しにいく。どうやら地球上の生物の進化を支配してきた地球外物体らしい。というB級SF映画。

 『アラクニッド』という最悪のものを見た後だからだろうか、出来のよくない映画であるのにもかかわらず結構楽しめた。B級映画から徐々にA級にも進出しつつあるデヴィッド・キースが科学者の役で好演。ヒロインのステファニー・ニズニックは美人なのかどうかよくわからない大きな造作の人。なんとライアン・オニールが出ている。

 といいますか、この映画の脚本は腐っていると言ってよく、この物体の謎を巡る結末はあっけにとられるほど唐突で馬鹿馬鹿しい。その唐突さと引き換えに、サスペンスを醸成する部分にたっぷりと時間をかけており、そこのところがなかなか悪くないのだ。デヴィッド・キースがB級ではない、準A級という感じの雰囲気を出しているのが大きいが、照明もカメラワークも編集も単なるB級映画に分類するには惜しい。金さえあれば、たとえば『スフィア』のようなA級と分類されるようなSF映画と十分に戦えるかもしれない。

 脚本の責任は監督にはないので、このマット・コッドという人にはちょっと注目してみたい。ただし本作はほんとにどうしようもない映画だから、お勧めはしない。

2002/3/7

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