ベスト・フレンズ・ウェディング

My Best Friend's Wedding

P. J. Hogan / Julia Roberts,Cameron Diaz,Dermot Mulroney,Rupert Everett / 1997

★★★★

めちゃくちゃなストーリーなんだが、興奮できるシーンがいくつかある

 P・J・ホーガン監督、ジュリア・ロバーツ主演のロマンチック・コメディ。

 後半に入って話がめちゃくちゃになるので、まっとうな映画を求めている人には耐えられないと思うが、そういうすべての問題を許せてしまうようなシーンが2つある。1つは、キャメロン・ディアズがカラオケを歌うシーン、もう1つはルパート・エヴェレットがジュリア・ロバーツの婚約者のふりをするシーン全体である。主役級のジュリア・ロバーツとダーモット・マローニーが精彩を欠くなかで、助演者2人がアカデミー助演賞ものの演技で支えたという感じの映画。

 特に驚いたのはキャメロン・ディアズのカラオケ。『普通じゃない』ではディアズの音痴ぶりに驚かされたが、この映画での彼女はもともと歌が下手という設定になっている。で、ひょんなことからカラオケ・バーでマイクを渡され、歌い始めるのだが……。これは、「ああ、私はこういうものを見たいがために映画を見続けているんだ」と叫び出したくなるほど感動的な場面で、ディアズ本人の良さはもちろんだが、ここのカット割りとカメラの動き方が実によい。言葉では表現できないほどひどい歌をまるまる一曲歌わせ、それをあたかも「うまい歌」が歌われているようなシーンとして撮っている(まったく逃げずに踏みとどまって戦っているという感じ)。

 ルパート・エヴェレットが中心となって繰り広げられる歌のシーンもとても良い。

1999/11/5

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